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残り3秒の悲劇！まさかの悲劇、クーパー。ゲイルの花園ラストゲーム

 

2025年5月24日、聖地・花園ラグビー場は雨と強風、そして1部昇格を懸けた緊張感に包まれていた。

 

観客5,108人が見守る中、花園近鉄ライナーズは宿敵・三重本田ヒートとの入替戦に臨んだ。

 

 　　 　　

 

試合前のウォーミングアップもいつも以上の気合をライナーズには感じた。

 

前半：気迫のスクラムで主導権を握る

 

立ち上がり、ライナーズの魂が詰まったスクラムが炸裂した。

 

前半5分、ラインアウトから松田一真が押し込んでトライは、花園を大きく沸かせた。

 

続く攻防でもライナーズはスクラムで圧倒的な強さを発揮。

 

　　　　

 

相手の反則を誘い、16分にはクーパーの冷静なペナルティゴールで再びリードを奪う。

 

そして33分、片岡の執念のトライ。この日最も会場が沸いた瞬間だったかもしれない。

 

 　　　　

 　　　　

 

クーパーもコンバージョンを決め、スコアは15－7。

 

　　　　

 

前半を終えて、ライナーズがわずかにリードを保った。

 

後半：強風とミス、そして“あと一歩”の壁

 

後半は三重本田ヒートの猛攻から始まった。

 

雨脚とともに風も強まる中、ライナーズは幾度となくピンチを迎える。

 

それでも、体を張った守備で必死に耐え、チーム全体で1部への執念を見せ続けた。

 

25分には、木村がインゴールへと飛び込む渾身のトライ。

 

クーパーのキックも決まり、スコアは22－12と再び点差を広げた。

 

この時、誰もが「このまま突き放せる」と信じた。

 

だが、勝負は非情だった。わずかな隙を突かれ、27分、35分、そして試合終了間際に痛恨の失点。

 

最後の最後で逆転を許し、ライナーズはあと一歩のところで昇格を逃してしまった。

 

それでも、誇り高き敗戦

 

結果は25－29。勝利は掴めなかった。

 

それでも、今日のライナーズは違った。

 

スクラムで押し切り、ボールを追い、仲間のために体を投げ出す姿勢は、まさにクラブの誇りそのものだった。

 

このチームには、未来がある。

 

雨の日も風の日も、心を一つに戦える仲間がいる。

 

だからこそ、今日の敗戦は次の勝利への糧となる。

 

　　 　　

　　

 

次戦は５月３０日(金) 19:00～　三重本田ヒートのホームグラウンド

 

三重交通Gスポーツの森鈴鹿サッカー・ラグビー場

 

是非、鈴鹿まで花園近鉄ライナーズを信じ応援に行きましょう。