「こーばへ行こう!2024」取材レポート:株式会社繁原製作所で金属加工技術を学び、モータースポーツの魅力を体感!
地域密着型のオープンファクトリーイベント「こーばへ行こう!2024」。
今回は、株式会社繁原製作所に足を運び、工場見学ツアーと多彩なエンターテイメントイベントを取材しました。
普段は閉ざされている工場の中で、どのようにモノづくりが行われているのか、そして工場が地域の文化発信の場となる様子をレポートします。
株式会社繁原製作所のモノづくり
株式会社繁原製作所は、高精度な金属加工技術を誇る企業で、特に歯車設計・製作において高い技術を有しています。
小ロット生産に特化しており、メーカー様の試作品製作や生産終了車両の補給部品、さらにモータースポーツ関連部品の製造を行っています。
特に注目すべきは、高回転・高トルク対応の増減速ギアボックスの開発であり、モータースポーツの世界で活躍する部品を作り出しているのです。
イベントでは、これらの製品がどのように作られているのか、その一端を垣間見ることができました。
精密な加工技術と、現場で活躍する職人たちの熟練の技が融合する瞬間を見学できることに、来場者たちは感動していました。
工場ガイドツアー:先端技術と職人技を体験
「こーばへ行こう!」の目玉のひとつは、工場ガイドツアーです。
事前予約制で、1回あたり最大15名までの参加が可能となっており、6回のツアーが予定されています。
ツアーでは、最新のハイテクマシンと熟練職人の手による作業が一堂に見ることができ、特に精密な歯車の設計・製作工程に目を奪われました。
参加者は、工場内を歩きながら、実際に使われている機械を目の当たりにし、その精密さや技術の高さに驚きました。
また、ツアーの途中で製造されている部品や製品に関する解説があり、製品の背後にある技術や知識についても深く理解できる機会となりました。
エンタメ:モータースポーツとバザーが楽しめる!
株式会社繁原製作所の工場見学だけではなく、エンターテイメントも盛りだくさん。
ラリーカーの展示と、レース体験が大きな注目を集めました。
実際のラリーカーが展示されており、来場者はその迫力に圧倒されること間違いなし。
さらに、レース体験では、実際の車両に乗り込み、エキサイティングなドライブを楽しむことができました。
モータースポーツの魅力を身近に感じる貴重な体験ができ、特にスポーツカーや車好きの来場者にはたまらない時間となったことでしょう。
また、バザーでは、地域の人々が出店し、手作りの商品や日用品を販売。
さらに、ミニ四駆コースも設置されており、子どもから大人まで、誰でも楽しめる内容が盛り込まれていました。
地域住民や家族連れが楽しみながら参加できるイベントとして、大盛況のうちに進行していました。
未来の金属加工と地域とのつながり
「こーばへ行こう!」は、工場の裏側を覗くだけでなく、地域の文化発信の場としても機能しています。
株式会社繁原製作所が持つ高度な金属加工技術は、モータースポーツを支える部品製造にとどまらず、地域とのつながりを深める大切な役割を果たしています。
来場者は、普段は見ることのない金属加工技術の現場を知り、工場で働く職人たちの情熱や技術に触れながら、地域の魅力を再発見することができました。
また、エンタメとモノづくりが見事に融合した今回のイベントは、工場が文化発信の場としての可能性を広げる大きな一歩となりました。
地域の人々と企業が協力して開催したこのイベントは、今後の地域活性化にも大きな影響を与えることが期待されます。
「こーばへ行こう!2024」は、金属加工技術とモータースポーツ、地域のつながりを一度に感じられるイベントでした。
普段はアクセスできない工場の裏側を知り、エンターテイメントも楽しめるこの機会を逃す手はありません。次回の開催にも期待が高まります!
今回の取材場所は
株式会社繁原製作所
金属加工業 ウェルマーブランドでレース用部品も製造
東大阪市東鴻池町5-2-7
最寄り駅:JR鴻池新田駅(徒歩16分)
電話番号 072-962-8411
Webサイト http://www.shigehara.co.jp/