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明治安田J3リーグ第28節、FC大阪はホームでギラヴァンツ北九州と対戦

明治安田J3リーグ第28節、FC大阪はホームでギラヴァンツ北九州と対戦し、結果は0-3と悔しい敗戦となった。

しかし、スコア以上に光明も見えた試合内容であった。

試合序盤、FC大阪は相手に押し込まれ、7分・36分と立て続けに失点。

前半はシュート数で大きく劣勢に立たされたものの、後半に入ると修正力を発揮した。

後半開始から積極的に交代カードを切り、テンポの良い攻撃を展開。

ポゼッションでは64％、さらに一時は73％までボールを支配し、北九州を自陣に押し込む時間をつくった。

シュート数でも後半だけで6本を記録。

島田、川上、増田らがゴールに迫り、樺山の鋭いシュートは相手GKに阻まれたが、スタジアムを大いに沸かせた。

最後までゴールを割ることはできなかったが、攻撃の形を何度も作り出せたことは次節以降につながる。

守備面では課題が残った。

少ないチャンスを確実に決めきった北九州に対し、FC大阪は集中を切らした時間帯での失点が響いた。

しかし、シュート数では9本対11本と拮抗しており、決して一方的な内容ではなかった。

スタンドには2,209人のサポーターが駆けつけ、後半の攻勢には大きな声援が送られた。

スコアは0-3でも、数字以上に「攻撃の手ごたえ」と「支配する力」を示した試合といえる。

次節こそは、この後半の勢いを序盤から発揮し、勝点を積み上げたい。

まだまだ可能性を秘めたFC大阪の戦いは、ここからが勝負どころだ。

（写真提供：FC大阪)