「こーばへ行こう!2024」取材レポート:甲子化学工業株式会社でプラスチックとアップサイクルの未来を学ぼう!

今年の「こーばへ行こう!2024」イベントで訪れたのは、甲子化学工業株式会社。
東大阪に拠点を置くこのプラスチックメーカーは、1969年創業以来、病院やオフィス、コンビニで利用される製品を多岐にわたって開発・生産してきました。
今回は、廃棄貝殻を活用したアップサイクル体験など、持続可能な社会を実現するための革新的な取り組みを知ることができました。
工場見学やワークショップを通じて、甲子化学工業がどのように社会貢献活動を行い、環境保護に貢献しているのかをレポートします。
甲子化学工業のモノづくりと社会貢献
甲子化学工業株式会社は、プラスチックを使ったさまざまな製品の開発・生産に長けており、特に病院で使われる医療機器のパーツや日常的に使用される生活雑貨に強みを持っています。
企業として積極的に社会貢献活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス初期には、大学と共同で20万個以上のフェイスシールドを全国の病院に寄付するなど、その活動は非常に幅広いです。
さらに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みが注目されています。
プラスチックの良さと悪さを理解し、環境に配慮した素材の活用を積極的に行っており、「社会に良い影響を与える」活動を企業の使命として掲げています。
工場ガイドツアーとアップサイクル体験
「こーばへ行こう!2024」のイベントでは、甲子化学工業株式会社の工場内部を直接見学できる貴重な機会が提供されました。
工場ガイドツアーでは、製造工程の中でどのようにプラスチック製品が作られているのか、
その過程を目の前で観察することができました。特に注目すべきは、同社が積極的に取り組んでいるアップサイクル活動。
廃棄された貝殻を素材として利用することで、環境負荷を減らし、製品の再利用を進めています。
この活動に参加できるワークショップも開催されており、来場者は実際に廃棄貝殻を使った製品作りを体験することができました。
アップサイクル体験は、特に家族連れに大人気で、子どもたちも楽しみながら学ぶことができる内容でした。
ワークショップでは、廃棄物から新たな価値を生み出すというプロセスに触れ、環境意識を高める素晴らしい機会となったことでしょう。

企業の持続可能な取り組みと未来への挑戦
甲子化学工業株式会社が目指すのは、単にプラスチック製品を作るだけではなく、環境保護と社会貢献を両立させることです。
特に、廃棄物を再利用するアップサイクル活動は、今後の製造業にとって重要な方向性を示しており、他の企業にも大きな影響を与える可能性があります。
また、プラスチックの「良さ」「悪さ」を理解し、その上で持続可能な方法で活用することで、企業としての社会的責任を果たす姿勢は、非常に感銘を受けました。

地域との連携と文化発信の場としての工場
「こーばへ行こう!2024」は、単なる工場見学にとどまらず、地域とのつながりを深める大切なイベントとなっています。
甲子化学工業株式会社のように、工場を文化発信の場として開放し、地域住民と企業が共に学び、交流する機会を提供することは、地域活性化にも貢献しています。
今回のイベントでは、工場見学を通じて、プラスチックの可能性や環境への配慮について学び、さらにワークショップを通じて実践的に体験することができました。
参加者にとって、普段目にすることのない工場の裏側を知り、企業がどのように社会貢献活動を行っているのかを理解する貴重な機会となったことは間違いありません。
「こーばへ行こう!2024」での甲子化学工業株式会社の取り組みは、モノづくりの未来と、持続可能な社会の実現に向けた一歩として非常に重要な意味を持っています。環境保護と社会貢献を重視しながら、未来のプラスチック業界を切り開いていく企業の姿勢に、多くの来場者が感銘を受けました。次回の開催にもぜひ注目していきたいです!
今回の取材場所は
甲子化学工業株式会社
プラスチック製造業
東大阪市菱江2-5-14
最寄り駅:荒本駅(徒歩15分)
電話番号 072-962-6012
Webサイト https://koushi-chem.co.jp/