東大阪の珍スポット「小阪城」を突撃取材!
- 河内小阪
- 投稿日2025.08.24
東大阪の珍スポット「小阪城」を突撃取材!

東大阪の住宅街を歩いていると、不意に目に飛び込んでくる異様な建物があります。
周囲はごく普通の町並みなのに、そこだけ戦国時代に迷い込んだようなお城その名も「小阪城」。
一時は五層天守に櫓(やぐら)が並び、まちのランドマーク的存在でした。
しかし、現在は残念ながら天守閣は存在しません。
2018年の台風21号の猛威によって天守部分が吹き飛ばされてしまったのです。
NHKの番組で再建を試みたこともありましたが、最終的にはビル壁画での“再建”に留まり、実際の天守は今も失われたまま。
今の小阪城は、城郭の一部と理容室跡が残る「不完全な城」として、かえって独特の風格を放っています。
小阪城の歴史をさかのぼると、元は1932年創業の理容室。

城主が40歳の頃、廃材を使って店を改装し始めたのがスタートでした。
余った木材で屋上に物置を置いたところ「殺風景やな」と思い、櫓型に改造。
さらに櫓を増やすうちに“本物の城”のように発展。
三層の天守を建てたものの「まだ小さい!」と満足できず、ついに五層天守を築いたのです。
設計図も建築経験もなく、すべて独学&手作り。総工費はわずか5万円!

一番お金がかかったのは金箔のお椀(10万円)というから笑ってしまいます。
城内にはだまし絵の大広間や黄金の茶室など、城主の遊び心と情熱が詰め込まれていました。

そして今も、小阪城はただの「珍スポット」ではなく、東大阪の人々の記憶に残る建物として存在感を放ち続けています。
天守閣は失われましたが、屋敷や理容室跡、そして何より「築城ロマンの物語」は健在。
通りすがりに見上げると、思わず笑顔になり、そして胸が少し熱くなる場所です。
「完全な城」ではなくなった今だからこそ、小阪城はより一層“東大阪らしい珍名所”になったのかもしれません。
所在地:東大阪市下小阪1-12-29
(取材・文:I LOVE 東大阪 編集部)
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